糖質と糖類と炭水化物と砂糖の違いは?
- 糖質制限
目覚ましが鳴る2時間前に目が覚めました。
“早起きは三文の徳”
といいますが、得したんだか損したんだか分からない気分の、あらてつです。
おかげでめっちゃ眠いんですが、これは損ではないんでしょうか…。
で。
私の起きる時間なんてどうでもいいと思うので、今日の話題に。
先日、取引先の方とお話ししていた際に、糖質のことを「砂糖」と表現されていました。
たしかに、このあたりの言葉は似たように使われがちで、混同しやすいところです。
あと、糖質と糖類と炭水化物も、正直なところ明確に違いがわかってる方はほとんどいません。
実際、お電話でもよくご質問いただきます。
なので今回は、このあたりを一度わかりやすく整理してみようと思います。
まず、一番大きなくくりが「炭水化物」です。
炭水化物というのは、
糖質+食物繊維
のことです。
よく誤解されるのですが、「炭水化物」という名前の何か特別な物質があるわけではありません。
あくまで栄養学上の分類です。
次に、その炭水化物から食物繊維を除いたものが「糖質」です。
つまり、
炭水化物-食物繊維=糖質
です。
この「糖質」の中には、でんぷん、オリゴ糖、デキストリン、糖アルコールなど、いろんなものが含まれます。
では「糖類」とは何か。
糖類は、糖質の中でもさらに小さい分類で、主に単糖類と二糖類を指します。
単糖類とはブドウ糖や果糖のような、これ以上分解できない小さい糖。
二糖類とは、それが二つつながったものです。
たとえば、砂糖の主成分である「ショ糖」は二糖類です。
ショ糖は、
ブドウ糖+果糖
が結びついた糖です。
ここでようやく「砂糖」の話が出てきます。
昔は辞書でも、ショ糖と砂糖をほぼ同じように扱っていた時代がありました。
ですが、今はわけられています。
ショ糖は、あくまで糖の名前です。
一方で砂糖は、ショ糖を主成分とした甘味料の総称です。
上白糖、グラニュー糖、黒糖などは、全部「砂糖」の仲間です。
けれども、その中身が100%同じというわけではありません。
グラニュー糖のようにほとんどがショ糖のものもあれば、黒糖のようにショ糖以外の成分も含んでいるものもあります。
つまり、
- 炭水化物…糖質と食物繊維を合わせたもの
- 糖質…炭水化物から食物繊維を除いたもの
- 糖類…糖質の中のうち、主に単糖類・二糖類
- 砂糖…ショ糖を主成分とした甘味料の総称
こういう関係です。
なので、糖質とは砂糖のこと、ではありません。
ちょっと話がそれますが、「砂糖」は自然のものだから安心、という方がいます。
「天然甘味料」だから身体に悪いはずがないと。
確かに原料はサトウキビやテンサイです。
だがしかし。
自然界に白い結晶の「砂糖」がそのまま存在しているわけではありません。
サトウキビやテンサイから、人間が人為的に「ショ糖」を搾り出し、ろ過し、煮詰め、結晶化し、精製して作ったものが砂糖です。
要するに、原料は植物でも、私たちが普段使う「砂糖」は、自然の中にそのまま生えているものではなく、加工して作られた甘味料です。
人為的に作られたという意味では、人工甘味料と同じです。
最後に一番肝心なお話を。
「糖類ゼロ=糖質ゼロ」
ではありません。
たとえば、「糖類ゼロ」とうたったチョコレートに、糖質である「マルチトール」が使われていれば、血糖値は上がります。
糖類はゼロでも、糖質は含まれている場合が多いので、くれぐれもご注文ください。
